11.「紫外線の蛍光反応」(表面)
1)表面 真正券
 真正券では発色、発光など特段の反応は見られない。 
 偽造券においても極端な用紙の蛍光反応は見られないが、右端縦方向の黄色印刷が発光する。 偽造×
 平成9年に発見された旧偽造券では用紙がまったく異質であり強い蛍光反応(青白く発光)を示す。


適合鑑定機=
SC1102型
UVD−2型
MCD600型
旧偽造×
12.「透過光によるすかしの有無」(表面)
透過光によるすかしや合わせ印刷、穿孔痕などの特徴は見られない。また、用紙の漉きムラなどの紙の特徴も見られない。 真券
 偽造券ではやや用紙の漉きムラが見受けられ、同時に真正券よりやや光のの透過度が高く、厚みがうすいか、光の屈折率など紙質的な差異があると見ることができる。
偽造×

  旧偽造券では用紙の漉きムラがしみ状に見えるほど強く際だっている。ちなみに当該偽造券の用紙に見られる特徴は同時にでまわった(平成9年当時)キリンビール券の用紙とも同一であり、偽造者が2段構えに仕込んでいたことが明らかになった事例である。

旧偽造×

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