5.混抄繊維の差異
 真正券では赤と青の混抄繊維が用紙に漉き込まれている。たいらな繊維が折れ曲がって紙の中に潜り込んでいるように見える。
 偽造券では繊維のような実体はなく目の粗い網点で印刷されている。
 拡大すれば容易に印刷とわかる出来映えである。
MS40−C型で鑑定できます
6.すかし(表面)
 真正券では波状のすかしが用紙に漉かれている。収入印紙のすかしはシート状でみるとより視認しやすい。
 偽造券ではすかしは見られない。
7.紫外線の蛍光反応
 (表面)
UVD−2型、SC1102型で鑑定できます
真正券では用紙の蛍光反応はなく、淡いグリーンの波状印刷が黄色く蛍光発光する。
偽造券では用紙が青白く発光し、蛍光インクは見られない。

紫外線写真

   
8.赤外線の吸収反応
 (表面)
MCD600型で鑑定できます
 真正券は赤外線を吸収し画像が視認できる。
 一方、偽造券では透過するため画像は現れない。
 使用されているインクに差異がある。

赤外線写真

  

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