9.網点のデザイン゙の差異(表面)
 真正券の右端にある黄色の印刷の中には赤の網点模様が見受けられる。その様子は波線として見た場合でも+-45°の方向に整然と並んでいる。 真正

 偽造券にも赤の網点模様が見受けられるが、波線としての角度は見た場合でも+8°-82°の方向にやや不揃いに並んでいる。
さらに網点の大きさもやや小さい。傾斜角度の差異は偽造に用いられたスキャナの走査ラインの角度の設定のちがいであろうと推定される。

偽造×


 旧偽造券では黄色の印刷の中には赤の網点模様は+-45°の方向に整然と並んでいるものの、網点のサイズが小さく、真正券とは異なっている。

旧偽造×
 
10.点線のデザイン゙の差異(表面)
引き換えすみビール券は点線部分を切り取り、無効券にすることになっている。波線状の印刷された(間隔)は真正券特有のものと言える。穿孔機によるミシン目状の切り込みはない。 真正
 偽造券では点線の点にあたる部分の表記は真正券よりやや短く、その間隔は逆に長い。傾斜角度の差異は見られない。 偽造×
 偽造券では点線の点にあたる部分の表記は真正券に比べ異常に長い表記となっている。このような極端な差異は目視による鑑定の重要なポイントであることは言うまでもない。
旧偽造×

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