2.混抄繊維の出来映え
(拡大写真)
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真正○ |
偽造× |
真正券の混抄繊維(の断面)は平らなひも状であり重なり折れる転折部が存在する。偽造券では(断裁面は)球面状であり、重なり折れることはない。
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(さらに拡大)  |
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真正○ |
偽造× |
3.繊維の断面に迫る |
 繊維の断面図=平面 |
 繊維の断面図=球面 |
4.凹版印刷(真正券)
と平版印刷(偽造券) |
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真正○ |
偽造× |
真正券では凹版印刷の特徴であるインクの盛り上がりが見られる。対して偽造券ではオフセット印刷(と見られる)のため、平面的な印刷となっている。 |
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5.ミシン目のかたち |
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真正券では半円形の切り口がシャープであるのに対し、偽造券はギザついておりシャープさが欠ける。 |
真正○ 偽造× |
6.蛍光反応(インクと用紙) |
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真正○ |
偽造× |
紫外線による波状横罫線の蛍光反応はむしろ偽造券の方があざやかな印章を受ける。
用紙についても従来偽造券のように青白く発光することはな
い。
蛍光反応での鑑定はむずかしいものがある。 |
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7.赤外線反応 |
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真正○ |
偽造× |
表面に赤外線をあてると真正券では透過型インクを使用しているため、透明に見える。
一方、偽造券ではインクの成分が異なっており、赤外線を吸収するため画像は目視が可能となる。 顔料インク、粒状物混入インクなどが使用されていると見られる。 |
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8.すかしの視認(透過光) |
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透過光写真を見ると真正券には波線状の白すかしが施されている。偽造券ではすかしはまったく再現されていない。
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