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1. 紙幣表裏の全体写真  (真正券=○しるし、偽造券=×しるし)
 真正米ドル券については、その品質において一定のばらつきがある。良品とは思えないインクのにじみや用紙の位置取り、断裁ズレなどの極端な例が流通紙幣の中に散見されている。
 
 記号番号の印刷ミスなどは、あえて刷り直しをせず、あらかじめ準備されているスターノート(補充紙幣:番号末尾にしるしがついている)により補充される。その結果、欠番紙幣が生ずることにもなりうるが、印刷にミスが生ずるのは当然という考え方により行程管理がなされている。
                                                     
                    
(上=真正券、下=偽造券)
 米ドルの裏面はグリーンバックと称され、その名のとおり緑色の単色凹版刷りで各金種ともに歴史的に記念すべき建てものなどがデザインとして採用され、印刷されている。
 
 インクは表面の黒色磁性インクとは異なり、やわらかい緑色のい顔料インクが使用されている。このため、グリーンチェック(白紙にインクをこすりつけると緑色が移行する)という鑑定方法が考えだされたが、超高精度偽造券スーパーX(以下本偽造券という)においては真正券と同様の現象を示すため、この方法は通用しない。

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