偽造通貨対策研究所は、偽造券対策を専門とするわが国初の民間研究機関です。紙幣、証書、商品券などの印刷文書、筆跡、印影、指紋(拇印)等の文書鑑定について、自社開発の赤外線ビデオマイクロスコープで、検体を立体画像化して解析を行っています。分かりやすい画像と平易な解説で、説得力のある鑑定書を作成します。今後も鑑定精度の維持向上と、時代ニーズにあった鑑定メソッドの研究・開発に努めてまいります。
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弊所では、文書鑑定を「@筆跡鑑定」「A印影鑑定」「B指印鑑定」「C画像鑑定」「D筆跡心理鑑定」の5つのカテゴリーに分類(紙幣や証書を除く)し、自社開発した赤外・紫外・可
視光線ビデオマイクロスコープを用いて精密鑑定を実施しています。
受付から鑑定書の完成に至るまで、「文書鑑定ガイドライン」を作成し、ご依頼をいただく皆様にご案内しています。所見書、意見書、鑑定書、面談鑑定について状況に応じた文書鑑定の考え方と弊所の業務内容について解説します。詳しくは別紙「文書鑑定ガイドライン」をご覧ください。→こちら
「文書鑑定ガイドライン」(2025.3.30追記)
昔から、万博とオリンピック開催国では、その年は偽造券や両替詐欺の事件数が増えると言われています。昨年は、SuperNoteレベルの50ドル紙幣が新手偽造券として出回り始めています。コロナ禍で沈黙していたUG(Undesirable
Guest)が観光客に紛れて流入してくる可能性が想定されます。
そこで、私遠藤が代表理事を務める全国両替商防犯連絡会(JESC)では、第4回目となるマネロン対策・安全対策セミナーを実施することといたしました。改正外為法施行からちょうど1年となり、有意義な情報収集の場ともなるでしょう。ビジネスチャンスはUGにとっても同じことが言えます。外貨両替ビジネスに新規参入される方、あるいは店舗に自動機の導入を検討されている方、その他周辺業務に関係する皆様にもおすすめします(2025.2.11追記)。
開催日時:2025年5月9日 金曜日 14時30〜17時30分
開催場所:〒100-0005東京都千代田区丸の内3丁目5番1号東京国際フォーラム7F(G701)
出席申込:
https://www.institutejesc.com/seminar.html
2025年となり、いわゆる団塊世代が全員後期高齢者の人口層に突入しました。これから遺言書や遺産分割協議書等の相続案件に関する筆跡鑑定が増えると思われます。弊所で取り扱う文書鑑定案件も遺言書に関するものが増えています。圧倒的と言ってもいいほどで、その割合は80%以上に上ります。遺言書の筆跡は往々にして健常時の筆跡ではなく加齢や健康状態が悪化し、筆跡個性がやや毀損した劣化筆跡で書かれている場合が多く見られます。
筆者の病状が悪化し、例えば病院のベットの上で書かれた署名は、身体機能が劣り、書字姿勢や緊張感も異なることから、似てはいるものの、他人の筆跡と見られる場合があります。その場合、遺言書の内容に不満がある相続人は、納得できず無効を主張し、紛糾して裁判に発展するケースも少なくありません。鑑定人としては、遺言書の作成は筆者が健常時に行うことをおすすめする次第です(2025.2.8追記)。
本年7月3日に発行された新円ですが、銀行ATMから払い出される紙幣や商店やコンビニでの釣り銭に含まれるようになり、流通が実感されるようになりました。いわゆる新円切り換えは首都圏よりも地方都市が早く始まりました。これは在庫の保有数から発生する差異かと考えています。
つまり、首都圏では大手金融機関が集中しているため、それだけ諭吉一万円等旧券の在庫が多く、それが吐き出されるまでは金融機関のATMからは新円が払い出されないとの見方です。前述のとおり、キャッシュレス化が浸透しつつありますが、国内の通貨供給量は減っていません。これは海外事情(先進国)を見ても同じ傾向にあるようです。
昭和、平成から変化した点があります。それは金種の配分比率で、長年5:4:1の法則、つまり全体の5割が一万円、4割が千円、1割が五千円という言わば黄金比です。現金決済では圧倒的に一万円紙幣が用いられてきたことを意味します。ところが、平成の終わり頃から6:3:1にシフト変化しています。推測するに千円札で買えるような決済はキャッシュレス化が進み、より高額の決済は現金による例が増えたものと推定されるわけです。キャッシュレス化の現象と言えるかも知れません(2024.9.22日追記)。
来月3日から、いよいよ渋沢一万円を初めとする新円切り換えが行われます。
今のようにインターネットや様々なビジュアル媒体が存在しない50年以上の昔には、先回り偽造券が出現しました。新聞紙面やその他の粗い報道で新紙幣の外観的な特徴をとらえ、「これが新円だ!」のような調子で偽造行使を行うわけです。
しかしながら、近年でもEUの統一通貨であるユーロは、紙幣と硬貨が2022年1月1日にフランス、ドイツ、イタリア等12カ国において発行されましたが、実は前年末に偽造券が先に出回ったり、現金を輸送するトラックが強奪されたりと、珍事件が発生しました。
それはさておき、今日本で懸念されているのは、旧券回収のながれに偽造券が便乗して流通を増加させるのではないかと言う見方です。日銀が国立印刷局に発注する令和6年度の発注額は約20兆円と言われています。通貨供給量は決まっているため、1年間に同額の旧券を回収しなければならないことになります。偽造券はこのながれに乗ろうとしています。諭吉一万円は、いままで現行券だったので、金融機関等現金決済する場合でも鑑定は可能と思われますが、問題は聖徳太子一万円です。昭和59年に流通・発行を停止しているため、ATMや紙幣鑑定機が対応していません。旧券偽造が懸念されます(2024.6.26日追記)。
明けましておめでとうございます。
偽造通貨対策研究所所長の遠藤です。今年も宜しくお願いします。
ご存じのとおり昨年は、コロナ感染症の収束と同時に本格的なインバウンド復活が見られ、折からの円安と相俟って、訪日外国人が急増しました。特に、コロナ禍でダメージを受けた業種の皆様においては経済効果に期待する向きも多いと思われます。
しかしながら、その中には偽造行使を目的あるいは仕事とする好ましくない輩が紛れ込んでいるかも知れません。日本は先進国の中でもキャッシュレス化が遅れていることから、国際偽造団に狙われやすいと言えるでしょう。例えば過去の例としては年末年始、金曜日、午後3時などに偽造券行使が集中する傾向があり、偽造券に関するTPOとして注意を要します。さらに今年は新円切り換えが7月に実施され、渋沢一万円他の発行と同時に福沢諭吉一万円や聖徳太子一万円等旧券の回収が始まります。この流れに便乗し、旧券の偽造が増大する可能性が想定されます。特に、現金商売を行う業種の皆様には注意が必要です(2024.1.5追記)。
最新の警察白書では、令和2年(2020年)以降国内で発見される日本円偽造券偽の発見枚数が減少に転じています。世界的に、キャッシュレス化やデジタル化がすすんでいることは間違いないと思いますが、日銀券も含め世界の銀行券の流通量は、年々増加傾向にあります。またキャッシュレス化によって偽造券が減少する可能性が期待されます。警察白書によれば、確かにこの数年偽造券は減少傾向にあります。しかしながら、過去国内で発見される偽造券は、海外ルートからの流入が多かったことを考えると、新型コロナが収束して以降も減少傾向が続くかどうか、推移を見守る必要があるでしょう。
ご存じのとおり、1947(昭和22)年〜1949(昭和24)年生まれの団塊世代が後期高齢者の領域に達し始めました。最近、高齢者が亡くなると聖徳太子一万円をはじめとする旧券がタンス預金として見つかる例が増えています。タンス預金は、必ずしも団塊世代特有の事象ではなく、長く続くゼロ金利、マイナス金利の影響が大きいと思われます。
それはさておき、実は、2010年あたりから

海外で造られた聖徳太子一万円の偽造券が多数国内に流入しています。いわゆる現地ブローカーが資産運用を目指す人に7000円ほどで販売するのです。投資目的で善意でそれを購入した外国人が日本にやってきて銀行の窓口で現代通貨に換金しようとする例も散見されています。
もちろん善意ばかりではなく、悪意で偽造行使を目的とする「ゴトシ」の一味も含まれます。それを象徴する事件が2021年都内で発生しました。東京都中野区のコンビニで100円ほどの品物を購入し、9900円をせしめる釣り銭詐欺的な偽造行使が行われました。発見された偽造券は俗に「PS券」と呼ばれ、紙幣番号がPSで始まる聖徳太子一万円の偽造券で、15年以上前に大量に印刷され、流通の地下パイプに眠っていると見られています。
日本では、旧券について

発行及び流通停止されても有効な貨幣と位置づけているため、市中金融機関が預金や両替に応じています。年代が古くなると銀行ATMや出納機では受け付けず、さらに銀行や一般商店でも窓口担当者は、現物を見たことがない世代が大半で、視認鑑定に限界があります。
旧券偽造が増えているのは、このような社会事象が背景になっているとの見方を強めています。現金を扱う方におかれましては、旧券については懐かしい思いにとらわれず、偽造を疑う鑑識眼をもって対応してもらいたいと思います。ちなみに、前述のPS券は最後がNで終わる仕様で、実際には存在しない架空の記番号であることが判明しています
(2023.9.6追記)。
コロナ禍で、訪日外国人が激減したためか、このところ偽造外貨の発見数が減っているように感じられます。米ドルは、約100年に渡り伝統的にモノクロ印刷として発行されてきましたが、2013年10月に始めて100ドル紙幣がカラー化されました。肖像画(ベンジャミン・フランクリン)の右側に画像(金種100、独立宣言を書く際に用いられたインク壺)がアニメーションのように移動して見える高精度ホログラムが、青色3Dリボンとして窓開き状に埋設され、マイクロ文字やOVI(Optical
Variable Ink)に加え、偽造対策が一段と強化されました。この新100ドルの発行年度は米財務長官の任期との兼ね合いで「SERIES 2009
100 DOLLARS」となっています。
実は、最近この100ドル紙幣に亜種とも見られる黄金
色の3Dリボンを持った固体が発見されました。発見された場所は今のところ東京と沖縄です。掲載写真の上が黄金色の固体です。発見された方はいずれも両替商で、偽造券ではなか?と言う問い合わせでした。何故亜種かと言えば、弊所で磁気センサーや光学鑑識装置で物性鑑定したところ、紙質はもちろんのことインクの成分、そして最新の偽造対策である3Dリボンが真正券と同じ仕様、つまり本物であることが判明しました。
そして
本件は、米造幣局(印刷局)(US Bureau of Engraving and Printing)のホームページでも、特に様式変更の告示が見当たらないため、弊所からそのむね問い合わせをしていますが、いまのところ具体的な返事はありません。もし同様の黄金リボンを持った米100ドルを発見した方がおられましたらお知らせください。同種の仕様に個体差があるか否か、経年変化したとすると、さらに異なる色があるか等、確認したいと考えています。ちなみに、3Dリボンを持つ金種は$100のみです(2022.8.21追記)。
先週、私遠藤の「鑑定人プロファイル」を更新しました。最近はコロナ禍のためか偽造券に関する報道が減っています。関連報道が減ると言うことは、規模の大きい事件が発生していないことを物語っているわけですから、悪い知らせではありません。今後は偽造券より何らかの詐欺が横行する可能性が高いと考えています。
4〜5年周期で事件が報道されるブラックノート事件等がその典型でしょう。これは新たに仕組まれると言うよりは、流通のパイプに眠っていたブラックノートがタイミングを見計らって市場に出回る現象です。過去の報道サイトをお知らせしましたので、参考にご覧下さい。
それから、昔からオリンピックと万博のような世界規模のイベントでは、開催地では偽造券が増大すると言われています。しかしながら、コロナ禍で開催される今回の東京オリンピックは無観客開催が決まり、偽造団にとっても訪日外国人に紛れて行使することができないわけですから、偽造の増大は考えにくいと見ていますが、結果はどうなるでしょうか。統計処理で1年遅れますが、結果はやがて警察白書で明らかになると思います(2021.7.12追記)。
http://www.gizoutaisaku.com/manual/kanteinin%20Profile.pdf
(鑑定人プロファイル)
https://www.cdrjapan.co.jp/news/tbs20091212/
(ブラックノート詐欺の報道例)
http://www.gizoutaisaku.com/demo/nagoyatv-002838.pdf
(ブラックノート報道のホームページ)2020/09/28 20:11gooニュース
各種報道でもご存じのとおり、本日偽造対策を強化した新しい500円硬貨の「打ち込め式」がさいたま市の造幣局で行われました。朝日新聞によれば「図柄は今のものとほとんど同じですが、新たな材料を加えることで、2色3層構造になっていて、ふちのギザギザの溝を一部、異なる形状にするなど、新たな偽造防止技術が用いられています。麻生太郎財務大臣が、新しい500円硬貨を持って記念撮影をする際、硬貨を落とす場面も…。
麻生大臣は「コストが少々高くなっているのは確かですけど、偽造がされない、安心感の持てる通貨という存在は、極めて大きい」と話しました。市中に出回るのは11月ごろで、今年度は、約2億枚の発行を予定しているということです。」と、報道しています。

ところで、国内にでまわる硬貨の偽造は、ほぼ100%500円硬貨です。これは偽造行使とは言えませんが、1990年代に大流行したのが、韓国の500ウォン硬貨による自販機荒らしです。500ウォンを投入し、返却用ボタン(レバー)を押すと、自販機のホッパーに貯まっている一番下の500円硬貨が1枚排出される機構を悪用し、500ウォンで500円を置換する(不謹慎ですが)グッドアイデアな手口で、貨幣価値が1/10と考えると、1枚あたり450円の儲けとなるわけです。もちろん置換詐取する枚数が数十枚ともなれば効率もいいわけですが、詐取される店舗は、たまったものではありません。
自販機の偽造対策に5〜7万円の改造費がかかることもあり、この事件は数年続きましたが、簡単かつ究極の解決策は意外なものでした。それは500円硬貨自体を扱わないという選択で、取り扱い金種を1000、100、10円に絞り、売上げは落ちずに被害は0になる極めて有効な対応でした。その自販機に500円硬貨を入れたらどうなるのか、ご心配の向きもあるかと存じますが、返却口に戻ってきますので、ご安心ください(2021.6.22追記)。
最近、イラクディナール紙幣の鑑定依頼が増えています。結論から言うと鑑定結果は全て真正券でした。イラクディナールについてはテレビや新聞でも報道され、話題になっていますが、あるニュースサイトでは「イラクからアメリカ軍が撤退すれば、ディナールの貨幣価値は
20〜30倍にまで上がる」「いま円をイラク通貨のディナールに両替しておけば、必ず儲かる」「選ばれた 300人にしか勧めていない」などと勧誘しているようです。あっさり購入してしまうのは、販売業者がいつでも円両替に応じると言う条件設定がなされているためと思われます。
「いま買えば値上がりする」という殺し文句と、いつでも換金できるという安心感から購入に踏み切るのでしょうが
、皆さんしっかり情報収集をされ、あるいはご友人や為替に詳しいひとにご相談されてから判断されることをおすすめします(2021.4.10追記)。
意外と知られていないと思いますが、紙幣や商品券の偽造については年末年始に集中する傾向にあります。年の瀬になれば犯罪者であっても、何かと物入りになると思われ、合点がいくわけです。今年は ご推察のとおり、コロナ禍で迎える始めての年末及び年始となります。コロナ禍で失業し、ホームレスになる人が増えているとの報道例も見られます。不況になるほど犯罪も増えるのは道理であり、その意味でも、注意したいと思います。
新型コロナウイルスの影響で、特に高齢者の死亡数が増える可能性が高まっていると考えられます。実は2008年頃から、聖徳太子一万円(以下、「旧券」という。)の偽造券が急増しています。
これは、高齢者が亡くなり、タンス預金が見つかった等と

、遺品として偽造した旧券を銀行や郵便局に持ち込み、現代通貨に換金せしめようとするものです。言わば日本の高齢化社会に乗じた偽造券で、旧券は流通停止の紙幣ですが、有効な貨幣であるため、日銀代理店である市中金融機関は、取扱わざるを得ません。しかしながら、ATMは受け付けず、窓口のテラーマシンも読取るソフトが入っていないため、目視の鑑定をせざるを得ません。しかしながら、「タンスに40年入れっぱなしだったため、ちょっと黄ばんだ」等の言い訳も通用してしまいます。旧券を視認鑑定できる年代の銀行員はすでに定年退職しています。このように社会事象の変化で、言わば、旧券の偽造行使が好条件に実行できる状態が発生しているわけです(2020.12.25追記)。
プロが造る偽造券は、基本的に大量印刷されます。また愉快犯を除くと、偽造券は作り手と使い手が異なるのが一般的です。いわゆる裏社会組織(反社勢力)が、様々な偽造券を製造し、全国の傘下団体に流布させ、同時、多発、広域に一斉大量行使を行います。ところが、最近は、偽造券が行使されると、事件として新聞、テレビ等のメディアが速報します。そのため一度に大量行使は難しく、言わば、波状攻撃的な行使が10年あるいは20年にも及び反復流通する傾向が見られます(2020.11.20追記)。
(以下本文)
そろそろ年末に近くなってまいりましたが、弊所法文書鑑定室における2020年の文書鑑定実績をお知らせしたいと思います。筆跡鑑定では、例年ですが、圧倒的に遺言書の鑑定が多く、次に養子縁組届、各種契約書の順で、この順位は10年来変わりません。
印影鑑定では、突出した文書カテゴリーは見受けられませんが、金銭消費貸借契約証書における連帯保証人の印影に疑義が生じるケースが最も多いと思われます。中には、本人が知らない間に、連帯保証人にされている例も見受けられます。社長が叔父で、専務が甥御さんのようなケースに多いようです。筆跡鑑定の半数は、相手方から裁判所に提出された「鑑定書」に対する反論鑑定書あるいは意見書で、代理人(弁護士)からの依頼です。
通貨に関する案件ですが、日銀券については、「C万券」(C号券一万円すなわち聖徳太子一万円)の旧券偽造が最も多く、C万券偽造は、リーマンショックの2008年頃から急増し、言わばロングランの偽造券と言えるでしょう。今年の鑑定事案にはありませんが、海外の硬貨の偽造も見受けられます。出現する偽造券は、その年の世相をあらわすと言われています。ご注意ください(2020.11.01追記遠藤智彦)。
筆跡鑑定
2/05 裁判地 東京 遺言書
4/02 裁判地 東京 遺言書
4/12 裁判地 茨城 遺言書
5/12 裁判地 東京 遺言書
5/14 裁判地 広島 遺言書
6/02 裁判地 東京 遺言書
6/18 裁判地 東京 保証書
7/10 裁判地 神奈川 遺言書
8/13 裁判地 埼玉 領収書
8/24 裁判地 千葉 遺言書
10/10 裁判地 広島 養子縁組届
10/26 裁判地 福井 遺言書
11/17 裁判地 東京 遺言書
印影鑑定
2/23 裁判地 島根 金銭消費貸借契約証書
6/07 裁判地 群馬 遺言書
9/25 裁判地 神奈川 某自治体発行書面
10/15 裁判地 宮城 土地に関する覚書
通貨鑑定
1/30 米連邦準備券
3/20 日銀券(旧券)
9/30 日銀券(旧券)
10/19 米連邦準備券
(以下本文)
当研究所は、1988年(昭和63年)から1997年(平成9年)の10年間に渡り旧大蔵省(現財務省)税関が主催する全国両替商連絡協議会の講師を担当してまいりました。当時は外国為替、外貨両替は全て大蔵省の認可制で、金融機関、ホテル、百貨店の3業態が加盟し、毎年全国各地で関税法や偽造対策に関する講習会が実施されていました。
弊所は、偽造通貨や偽造・盗難旅行小切手(署名の鑑定含む)の見破り方等、窓口の安全対策の講師を担当していました。しかしながら、1997年の金融ビッグバンで、外国為替管理法が改正され認可制は廃止、全面自由化されました。
そのため同会は1997年3月に解散しました。今日インバウンドを広めようとする国の方針もあって、外国為替、外貨両替業務を行う特定事業者は全国に拡大しています。また東京オリンピック開催に際しては偽造通貨やマネロン行使も増大する可能性が想定されます。
そこで2017年12月、弊所が事務局となり金融機関、特定事業者、その他事業者が参加する(一社)全国両替商防犯連絡会を設立し、外為窓口の安全対策及びマネロン対策セミナーの開催を行うことといたしました。特に昨年は、FATF(国連安保理金融作業部会)対日査察が実施されたこともあり、各事業者は外為、外貨両替に関するマネロン対策を強化しています。
当研究所法文書鑑定室においては、筆跡、印影、指紋、印刷文書、証書、商品券などの文書に関する真偽鑑定を行っています。法科学技術に基いて自社開発したビデオマイクロスコー
プ(max1000倍)で筆跡、印影を立体画像(3D)解析し、紫外線・赤外線でインクの成分や紙質を、透過・斜光線では潜像文字や筆圧痕を検出します。また、鑑定書の作成には特撮写真を最新のコンピュータ画像処理技術を駆使し、裁判官など第三者に見やすいビジュアル画像と平易な解説で提供します。『紛争解決の鍵は鑑定書にあり!』説得力のある鑑定書を作成します。
ホットライン(緊急連絡先):TEL03-3541-1982 E-mail:info@cdrjapan.co.jp