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偽造通貨対策研究所は筆跡鑑定、印影鑑定、通貨鑑定、証書鑑定等の文書鑑定の専門企業です。

TEL. 03-3541-1982

〒104-0061東京都中央区銀座7-15-8銀座堀ビル4F

報道事例REPORT

報道事例(画像)

偽造通貨対策研究所の遠藤です。

弊所法文書鑑定室では、文書鑑定、通貨鑑定、証書鑑定に関する事件が発生すると、新聞社、TV局等マスコミからの取材要請があり、これに対応しています。

「偽造券は世相を表す」と、言えると思います。過去に発見された例を見ると、例えば90年代まで最も大量に出回っていた偽造券は米ドルでした。2002年1月にユーロが発行されると、徐々ユーロ紙幣の偽造が増え始めます。さらに経済力で中国が台頭してくる2010年あたりからは、人民元の偽造券が大量に出回るようになります。人民元は、いまや偽造券の含有率が最も多い通貨と言われています。

国内事情としては、2008年あたりから少子高齢化が深刻な社会問題になってくるわけですが、高齢者のタンス預金を装った旧券すなわち聖徳太子一万円の偽造券が急増します。0金利、マイナス金利がこれに拍車をかけます。さらに、為替が円安に振れれば、米ドル等外貨の偽造が増大する傾向が見られます。

偽造事件に関するTV、新聞、雑誌の報道で、弊所が出演または取材協力した事例をお知らせします。
■2020.09.17 NHKBS「ダークサイドミステリー」 (「ヒトラーの偽札」)
■2019.04.13 テレ朝「ニュースJチャネル」(2億円余の偽造聖徳太子壱万円 なぜ今)
■2019.04.09 NHK「ニュースウオッチ9」(平成16年以来の改訂、一万円は「渋沢栄一」)
■2017.10.29 NHK「おはよう日本」(両替商が狙われた鑑定機を通過する偽造100ドル)
2016.07.21 朝日放送「オフレコ」(現金をだまし取るホワイトマネー詐欺、白い紙がドル紙幣に?。)
2016.03.25 講談社「フライデー」(また現れた偽造聖徳太子一万円の金融詐欺)
2014.07.21 TBS「Nスタ」(スーパーノート製造に拉致された日本人が関与させられていた?。)
2013.11.20 TBS「Nスタ」(詐欺事件で問題、本物そっくりおもちゃの紙幣(ジョークグッズ)。)
2013.10.09 TBS「Nスタ」(アメリカの新しい100ドル札が発行されました。)
2012.08.14 講談社「フライデー」(東海地方で被害拡大!「偽500円硬貨」が大量流通)
2012.06.13 TBS「NEWS23クロス」(オウム真理教高橋克也の筆跡鑑定。数字「9」の筆順について)
2011.10.28 フジTV「報道スピーク」(都内、ほか各地で偽造一万円収入印紙の被害相次ぐ。)

2020.9.17NHKBSプレミアム
 
 
 
 
2020.9.17NHKBSプレミアム
「ダークサイドミステリー」
(第二次世界大戦時、独ナチスが偽造ポンド紙幣を製造してい)た。

ナチスドイツは、第二次世界大戦当時、敵対国だったイギリスの国家転覆を図るため、密かに偽造5ポンド紙幣を製造していた。

用紙やインク等、原材料の調達、すかしを入れる方法、原版の製造、さらに、印刷機材の調達と印刷職人の手配等様々な問題をクリアーしていく。

完成した偽造ポンドは「ヒトラーの偽札」と呼ばれ、諜報活動を行ってポンド紙幣の製造の秘密を徹底的に解明する。

そのため極めて高精度の偽造5ポンドが完成した。一般の偽造券は本物の紙幣を撮影し、そこから刷版を作成し、手軽かつ安易な方法で偽造券を用紙も厚み、色味、こしが似た既存の用紙を調達する。

だが、ヒトラーの偽札は銅板を彫って原版作りから始め、さらに、用紙についても原材料の麻から抄造したもので、偽造対策であるすかしも、本物とおなじ製造工程で再現している。製造は強制収容所のユダヤ人だ。

『国家レベルの規模で作られた高精度偽造としては、米ドルのSuperNoteが該当します

。SuperNoteは、1980年代から世界規模で出現し、約20年間にわたり流通した歴史上希に見る超高精度偽造券で、米政府は北朝鮮が製造したとして、厳しい経済制裁を科すことになります。

偽札はいつの世も経済テロの道具、紙の兵器となるため、脅威と言えると思います。』











2019.4.13 テレ朝「ニュースJチャネル」
 
 
 
 
2019.4.13 テレ朝「ニュースJチャネル」
台湾で発見された2億円余の偽造聖徳太子壱万円、なぜ今?

台湾で聖徳太子壱万円の偽造が台湾北部の新北市で発見されました。その額は2億円余です。なぜ今旧一万円の偽造がしかも大量に見つかったのでしょうか。台湾警察は密輸の疑いで67歳の女を逮捕しました。女は2012年に中国から輸入し、2億5千万円を日本に輸出しようとしました。

通貨鑑定のエキスパート、偽造通貨対策研究所の遠藤智彦所長は『旧一万円の偽造は2008年から急増しています。すかし
以外に偽造対策がなされていないため、偽造が造りやすいと言えます。また1982年に発行及び流通停止となりましたが、法律上は有効な貨幣のため、銀行や郵便局にもちこめば換金や両替も可能です。

しかし流通停止から37年たち、銀行や郵便局職員も本物を見たことがなく、鑑定が難しくなっています。もちろんATMも対応していません。』と、コメントしています。

続いて『言わば社会の隙を見つけた犯人は高齢者を雇い、タンス預金を装い銀行窓口にもちこみます。旧一万円は受け取らないか日銀または警察に相談をおすすめします。』と、警鐘を鳴らしています。

点に興味を感じています。実は、この事件の現代版とも言える事例があるのです。それは北朝鮮製の高精度偽造米ドルSuperNoteで、一説にはいわゆる特定失踪者が関与していると言われています。

北朝鮮被害者と言えば、横田めぐみさんが象徴的な存
在ですが、実は、300人を超える特定失踪者が存在し、その中には印刷関係の仕事に従事する人が多く、このような推定がなされています。TV報道としても、2014年 7月 21日 のTBS報道番組「Nスタ」にて「スーパーノート製造に拉致された日本人が関与させられていた?。」で、その可能性が明かとなっています。







2019.04.09 NHK「ニュースウオッチ9」
 
 
 
 

2019.04.09NHK「ニュースウオッチ9」
(平成16年以来の改訂、一万円は近代日本経済父「渋沢栄一」)
深川リポーター
 今回の変更は平成16年以来。肖像や額面の数字が大きくなるなどの見た目の変更だけでなく、世界初となる偽造防止対策を盛り込むことにしています。一体どんな技術なのか。偽造防止対策の専門家の遠藤智彦さんです。

遠藤智彦さん 
今回、日本が導入する技術は、斜めに傾けると肖像画の向き
が変わったりが立体的に回転するように動いて見える、最先端のホログラムだということです。

だから3Dと言われています。現行は2Dで、数字とマークが交互現れます。

現行の一万円にもホログラムがありますが小さく端に位置するため切り取られて悪用された例もあります。

高度な偽造対策が施されても偽造はなくならないと思いますが、見破ることが容易になるため、結果として偽造券は減る可能性が高いと思われます。

発行される2024年まで時間がありますが、その間に偽造券の再現技術が追いつく可能性もないとは言えません。いずれにしても高額紙幣を受け取る時は注意が必要です。

ちなみに、海外では用紙について、いわゆるポリマー券(ビニール製紙幣)がトレンドとなっています。日本では、楮(コウゾ)、三椏(ミツマタ)といった手漉き和紙のの原材料が伝統的に使用されています。渋沢一万円他新紙幣は様式符号は「F」号券となるはずですが、おそらく紙の紙幣として発行されると思われます。










2017.10.29 NHK「おはよう日本」
 
 
 
 

2017.10.29 NHK「おはよう日本」
(市中両替商が狙われた鑑定機を通過する高精度偽造100ドル。)
今月、東京都内の外貨を両替できる店で、極めて精巧に偽造されたアメリカの100ドル紙幣が相次いで見つかったことがわかりました。

偽の紙幣は、これまでに数十枚に上るということで、専門家が注意を呼びかけるとともに、捜査当局も確認を進めています。


金券ショップ4か所で、偽のアメリカの100ドル紙幣が相次いで見つかりました。

偽の100ドル紙幣は見た目は本物とほぼ同じですが、中央にある青い帯の模様の見え方がわずかに異なるほか、右下の図柄に紫外線をあてると黄緑色に変色することが確認されています。

偽造通貨対策研究所の遠藤智彦所長は「極めて精巧な偽札で、気付いていない店も多くあると見られる。外国人観光客の増加で、日本でも外貨の両替が増えており注意が必要だ。訪日外国人が増える中で、今後は好ましくない外国人による偽造券の持込みも増える可能性が高い。

すでに偽造券と気づかずに所持しているひとがいるかも知れないので、100ドルを持っている方は使う前に確認した方がいいかも知れません」と、話しています。


















2016.07.21 朝日放送「オフレコ」
 
 
 
 

2016.07.21 朝日放送「オフレコ」
(現金をだまし取るホワイトマネー詐欺、白い紙がドル紙幣に?。)
特殊な薬品を白い紙にかけるとドル紙幣に変わるとして、多額の現金を欺し取るホワイトマネー詐欺について、番組では外国人詐欺グループを追跡しました。

大阪で整体院を経営する女性が1200万円を欺しとられました。

「(女性)容器白い紙を入れ、その上から黒い液体をかけると紙は黒くなり、次第にドルの絵柄が現れた。

200万円もらえれば100万ドルの紙と液体をわたすと言われた。」結局、犯人は57枚の100ドル紙幣を作り立ち去った。

大量の白い紙が残ったが、少しずつドルに変えると言った。番組では偽造通貨対策研究所の遠藤所長に本物かどうかを見てもらった。

「経緯はともあれこれらの100ドルは物性鑑定上は本物と言えます(遠藤)。」 

結論としてはトリック詐欺で一連のブラックノートと同じで、信じた相手には、先に白い紙を渡してお金を受け取り、現像液の用意に時間がかかると言って、発覚を遅らせながら逃亡します。



















2016.03.25 講談社「フライデー」
 
 
 

2016.03.25 講談社「フライデー」
また現れた偽造聖徳太子一万円の金融詐欺

2月19日、台湾の桃園国際空港の税関で大量の旧1万円紙幣が発見された。その額1億1900万円分。

台湾では1万j以上の外貨を国外に持ち出す場合は申告が必要だが、荷物の持ち主である日本人男性A氏(48)は未申告だったため、台湾税関にて取り調べを受けている。


「今まで私が見てきた偽造の旧1万円札とは製法や印刷が違います。しかし本物らしく再現工夫がされていて、よくできている。

ただし、透かしを見ただけで、ニセモノだと分かる。透かしの絵は紙の凹凸で描くのですが、これはインクで描かれています(遠藤)。」

 かつてGHQが日本で押収した資産の一部と称する「M資金」詐欺が横行したが、PS券はさしずめM資金の「台湾版」だろう。はたして今度はどこで"発見"されるのか。















2014.07.21 TBS「Nスタ」
 
 
 
 

2014.07.21 TBS「Nスタ」
(スーパーノート製造に拉致された日本人が関与させられていた?。)
80年代後半から出回り始めた偽造券スーパーノートは北朝鮮が製造したとされています。本物と何処が違うのか、偽札鑑定を行う民間研究機関の偽造通貨対策研究所遠藤所長にその見破り方を聞きました。

設備があってもエンジニアがいないと高精度偽造券はできません。特定失踪者には印刷技術者が多数含まれており、北朝
鮮で製造に関与させられた可能性が高いと思われます。

スーパーノートは完成までに10年以上はかかっているでしょう。たとえば、裏面に描かれた時計台について、本物は文字盤のV時のところにドットがついていますが、偽物にはありません。

もし汚れならスーパーノートの方が本物より正しく出来がいいと言えます。さらに偽造は分針が1〜2分進んで見えます。

スーパーノートの脅威は、出来映えのみならず、耐久性についても、模倣されています。例えば本物の紙幣であれば流通過程で、汚れたりしわができたり経年劣化するわけですが、実はスーパーノートも本物と同じように劣化します。

並みの偽造券は品質が粗悪で、すぐ劣化鋭くのに対し、長く流通することが脅威と言えます。

訪日外国人増大で外貨の持ち込みが増えれば、善意悪意を問わず、偽造券の流入も増える可能性が高いと言えるでしょう。当面偽造券には注意が必要です。













2013.11.20 TBS「Nスタ」
 
 
 
 

2013.11.20 TBS「Nスタ」
(詐欺事件で問題、本物そっくりおもちゃの紙幣(ジョークグッズ)。)
おもちゃの紙幣(百万円札)はどこまでが商品として販売することが可能なのでしょうか。

大阪のメーカーが作成したジョークグッズが偽札として使われた可能性があることがわかりました。
いま、この商品を使った詐欺事件が相次いで発生しています。

おもちゃの紙幣は肖像画が笑っているように見えます。数字0が多く百万円と印刷されています。裏は白紙でメモができますが表は本物の1万円札とそっくり。岩手県内のスーパーマーケットや大阪市内のコンビニ等で多数発見されています。

「非常によくできていますね。これはちょっと問題ですね。同じ大きさで色合いや厚みなど質感も非常によく似ています。」

 「紙幣を商業デザインとして使う場合は縮尺を2倍以上または1/2以下にするなど悪用されないよう配慮が必要です。」


「百万円札は本物がないので偽造とは言いにくいですが、たとえジョークグッズでも、悪意をもって使えば懲役刑になります。悪ふざけは慎むべきでしょうね。」

夜間にタクシーの支払いで使われた例もあったようですが、暗い場所にで現金の受け渡しをするような場合は、紙幣の左下にあるホログラムを確認するといいと思います。メタリッ
クで画像があるため、わすかな光でもキラキラして見えるはずです。










2013.10.09 TBS「Nスタ」
 
 
 
 

2013.10.09 TBS「Nスタ」
(アメリカの新しい100ドル札が発行されました。)
一昨年2月に発行が予定されていたアメリカの新100ドル札が、ようやく登場しました。

図柄が動いて見えるなど最新の偽造対策技術が盛り込まれていますが、3年ごしの発行遅れには意外な理由がありました。

印刷の際できたしわで発行が遅れたようですが、動画のような3Dリボン、傾けると色が変わる特殊インクの採用で、
もし高精度偽造券を造るとしたら最新設備の印刷工場と製紙工場が必要になります。並みの偽造団では再現は難しいでしょう。

今回の改訂の要因ともなっている高精度偽造米ドルスーパーノートは、いままで新券発行後3年ほどで出現しています。北朝鮮製と言われ、本物と同じレベルの印刷設備と用紙も専用の製紙工場で造られており、見破るのは非常に難しいです。もし、

今回の最先端技術の3Dリボン新100ドルに、いつの日かスーパーノートが現れたとしたら、それは世界的に大いなる脅威といえるでしょう。

但し、モノクロからカラー印刷に様式変更されたことから、スーパーノートを発行すようとすると、印刷機材はもちろんのこと、用紙やインクさらに、印刷技術やエンジニアの「養成等、厖大な費用と時間がかかります。

現実的には、カラー米ドルのスーパーノートの発行は極めて難しいと言えると思います。














2012.08.14 講談社「フライデー」
 
 
 

2012.08.14 講談社「フライデー」
(東海地方で被害拡大!「偽500円硬貨」が大量流通)
「これは偽造された500円硬貨です」日本銀行の職員は、コインをまじまじと見た後にこう断定したという。

今年の5月下旬、右上の写真の偽500円玉が、名古屋市内に事務所を構えるある警備会社から大量に発見された。

この警備会社はすり減り傷ついた貨幣の交換業務も行っているが、日銀名古屋支店へ500円玉を持ち込んだところ、偽造通貨として受け付けられなかったのだ。
・〈潜像加工〉斜めにすると「0」の中に『500円』という文字が現れる。
・〈縁のギザギザ〉硬貨の縁には、再現の難しい、斜線が刻んである。
・〈表面の微細点〉表の桐の絵の中に、微細な穴加工が施されている。
・〈表面の微細線〉『日本国』『五百円』の文字の周りに、線模様が施されている。

「今回、見つかっているのは『平成18年』のものです。本物とほとんど成分も変わらず、直径・厚み・重さ・電気抵抗しか判別しない簡易な識別機では、見破ることができないんです」

このような精緻な偽500円玉は、どこで造られたのだろうか。遠藤氏が続ける。「昨年出回った偽ディズニーランドチケットがヒントになるかも知れません。通常チケットの裏面には譲渡禁止などの規約が、びっしりと書き込まれています。

しかしこの偽チケットには、中文漢字が混じっていました。おそらく韓国か中国製ではないでしょうか。最近偽チケットと偽500円硬貨の流通は同時期の東海に集中しています。国内組織暴力が仲介役となり、海外からの偽造通貨などを一手に引き受けていると推察しています。偽造組織の根絶に早急な対策が必要です。

2012.06.13 TBS「NEWS23クロス」
 
 
 
 

2012.06.13 TBS「NEWS23クロス」
(オウム真理教高橋克也の筆跡鑑定。数字「9」の筆順について)
逃亡中だった、オウム真理教特別手配犯「高橋克也」容疑者の筆跡が公開されました。高橋容疑者が桜井信哉の偽名で、川崎市内の信用金庫から預金を引き出した伝票の筆跡を鑑定しました。

口座番号の、数字の「9」について、高橋容疑者は「の」字を書くように時計まわりに書いています。

筆跡鑑定の専門家はこの書き方をどう見るのでしょうか。筆跡鑑定が犯人逮捕につながるのでしょうか。

筆順は、筆跡鑑定において、極めて有力な鑑定要素と言えます。なぜなら、文字を覚えた時から運動のくせとして筆者に定着するからで、筆跡の希少性と恒常性が判断でき、筆順は筆者識別において極めて有力な手掛かりと言えます。

数字の「9」を時計回りに書く人の割合は、30人に1人くらいでしょうか。よくコンピュータプログラマーにこの書き方が見られるようです。

標準筆順では、反時計回りに書くわけですが、折り返しの転折ができることから、書くのに時間がかかるためと言われています。

厳密には送筆方向の差異と言うことになりますが、時計回りの運筆における出現率(確率としては3〜5%)から言っても、高橋容疑者の筆跡である可能性が高い、と言えるるでしょう。















2011.10.28 フジTV「報道スピーク」
 
 
 
 

2011.10.28 フジTV「報道スピーク」
(都内、名古屋、大阪、熊本各地で偽造一万円収入印紙の被害相次ぐ。)
今年5月から都内、名古屋、福岡県などでにせの一万円収入印紙が出回り換金されていることがわかりました。被害総額は1都6県820万円以上に達しています。

偽物は極めて高精度の出来映えで、マイクロ文字「日本」が正確に再現されています。しかしながら、拡大するとわずかに列がずれていることと、赤と茶色のグラデーション部分
にのずれが見られます。

数字「1」については、字体が異なっています。赤丸部分について偽造券のほうが角張っています。その他の微細部分は高精度に再現され、目視では見分けることが困難です。

数字や記号、画数の多い漢字は鑑定における着眼点です。偽造券の多くはパソコンの画像処理ソフトを使って刷版を制作しています。いわゆるフォントは、基本的に独自のものが使われる場合が多く、偽造団はよく似た既成のフォントを代用する場合が多く、よく見ると違和感を感じます。ビール券やカードギフト券商の偽造にも共通して見られる特徴と言えます。

偽造券は同時、多発、広域に行使されることが多く、異なる金種の偽造がでる可能性もあります。収入印紙については、しばらく注意を要します。


















連絡先
偽造通貨対策研究所 事務局(日本CDR鞄焉j
〒104-0061
東京都中央区銀座7-15-8銀座堀ビル4F(受付)
TEL. 03-3541-1951
FAX. 03-3541-1952

E-mail. info@cdrjapan.co.jp
担当者 伊藤

バナースペース

偽造通貨対策研究所法文書鑑定室

〒104-0061
東京都中央区銀座7-15-8
銀座堀ビル4F(受付)

TEL 03-3541-1982
FAX 03-3541-1952

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